加熱表面上の 液滴濡れ性とライデンフロスト現象
目 的  実炉高温高圧環境下で液滴接触角測定試験、ライデンフロスト試験およびクエンチング試験(京都大学との共同研究)を実施し
高温環境下における液滴接触角: 150℃以上の温度環境では、濡れ性(液滴接触角)の温度依存性が高い。   ⇔圧力、材料種類、雰囲気ガス種類に対する依存性は小さい。 250℃以上の高温状態でも超親水性状態にならない。   ⇒実炉温度環境では濡れ性の向上に放射線などによる表面活性が必要
高温環境下におけるライデンフロスト: 圧力の上昇とともに遷移域および遷移域からライデンフロストへの移行温度が上がり,また遷移域は小さくなる. 2.1 Mpaではライデンフロストから核沸騰への遷移状態は観察されない.
接触角の圧力依存性